口蹄疫発生から10年 宮崎の農家「食の安全のため」防疫、徹底

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農場防疫で採血される牛。宮崎県はさらなる防疫強化を進める=宮崎県西都市で2020年4月15日午前10時31分、杣谷健太撮影
農場防疫で採血される牛。宮崎県はさらなる防疫強化を進める=宮崎県西都市で2020年4月15日午前10時31分、杣谷健太撮影

 宮崎県で牛や豚など約30万頭が殺処分された口蹄疫(こうていえき)の発生確認から20日で10年。一昨年以降、各地で豚熱(CSF)が流行するなど、脅威が増す中、農家は防疫に力を尽くす。同県川南町の養豚会社「香川畜産」社長で日本養豚協会長の香川雅彦さん(62)は、当時を振り返り、日々の防疫と記憶の継承こそが大切だと訴える。【柳瀬成一郎】

 「都農町の和牛繁殖農家で母牛3頭が口蹄疫に感染した疑いが強い」。2010年4月20日、県の発表を聞いた香川さん。「まさか」と戸惑った。翌日には川南町でも発生し、発症数が一気に増えていく。外出を自粛し、農場周辺には消毒液を1日2回、散布した。それでも、5月中旬、飼育する豚2頭の鼻に水疱(すいほう)があるのを見つけた。ガクッと力が抜けた。

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