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新型コロナ・緊急事態

保健所逼迫、もう限界 毎日深夜残業、休みほぼゼロ

新型コロナウイルスに関する電話相談を受ける大田区保健所の職員ら=東京都大田区で2020年4月10日、志村一也撮影

 新型コロナウイルス対応の最前線である保健所の業務が逼迫(ひっぱく)している。感染者が急増する中で、住民からの電話相談や入院先の調整、自らも感染の恐れがある感染者の搬送など、数多くの仕事に追われているためだ。「経験したことのない状況が続いている」「患者の発生に仕事が追いつかない」。ほとんど休みも取れないままウイルスと闘う職員の疲れは、ピークに達している。

 今月10日夕、東京都の大田区保健所では、職員が鳴り続ける電話の対応に追われていた。「悪寒があり自分も感染したのでは」と訴える女性に、職員は「自宅療養して異常があれば再度相談してください」と応じた。電話は朝の相談開始から途切れず1日で約300件になることもある。受話器を置いた職員は「肉体的、精神的に疲れ切っている」と明かした。

 この保健所では、他部署からの応援なども含め職員約20人が電話相談や感染者の対応にあたる。残業は毎日深夜まで、休みはほとんどない。帰宅後に「感染者が出た」と連絡があれば、真夜中も病院などに駆けつける。担当者は「このままなら(残業が月80時間の)過労死ラインを超える職員が続発する」。13日から電話相談業務を一部民間に委託したが、現状を大きく改善するには至っていない。

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