新型コロナ マスク不足、解消遠く 増産、需要に追いつかず

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物流拠点に集められたマスクが入った段ボール箱=埼玉県深谷市のアイリスオーヤマ埼玉工場で2020年4月8日、佐々木順一撮影
物流拠点に集められたマスクが入った段ボール箱=埼玉県深谷市のアイリスオーヤマ埼玉工場で2020年4月8日、佐々木順一撮影

 マスクの品薄が一向に解消されない。新型コロナウイルスの感染拡大で中国からの供給が減る一方、買いだめする人が後を絶たないからだ。政府は企業の増産を支援し、布マスクの配布も始めたが、消費者の不安払拭(ふっしょく)にはつながっておらず、不足が解消する兆しは見えない。

 日用品大手アイリスオーヤマ(仙台市)の埼玉県深谷市にある物流倉庫。マスクがびっしり詰め込まれた数十個もの段ボール箱が連日、大型トラックに載せられて首都圏のドラッグストアなどに出荷されている。新型コロナウイルスの感染拡大以降、同社のマスクの出荷量は多い週でそれまでの5倍まで膨れ上がったが、店頭に並んでも「瞬時に売り切れてしまう」(広報担当者)という。

 日本衛生材料工業連合会によると、2018年度のマスクの国内供給量(国内生産と輸入の合計)は55億3800万枚。輸入が8割を占め、大半が中国からのものだ。感染拡大で輸入がほぼストップし、国内需要が急拡大したことで需給が逼迫(ひっぱく)。1月下旬ごろから全国的に品薄が続いている。

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