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緊急事態宣言2週間 疲弊する救命救急 搬送集中、勤務過酷に

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路上に止まる救急車。消防隊員が新型コロナウイルス感染の疑いがある患者の受け入れ先を探していた=東京都内で
路上に止まる救急車。消防隊員が新型コロナウイルス感染の疑いがある患者の受け入れ先を探していた=東京都内で

 新型コロナウイルス感染症が広がる大都市では、感染を疑われた人の受け入れ先の医療機関が見つからない事態が生じている。しわ寄せで救急医療は疲弊しつつあり、ホテルや自宅で待機する軽症者へのケアも課題が多い。医療崩壊を防ごうと7都府県に緊急事態宣言が出てから21日で2週間だが、急激な患者増に医療現場では混乱が広がっている。

 「しんどい」。4月10日朝、東京都台東区の原田文植医師が訪問診療先の高齢男性宅を訪れると、男性はぐったりした様子で、脱水症状がみられた。入院歴のあった病院に救急搬送すると、いきなりコンピューター断層撮影(CT)に。肺炎症状が見つかったが、ウイルス感染の有無は分からない。だが勤務医には「診られません」と断られたという。病院は受け入れ先を探したがなかなか見つからず、決まったのは訪問診療から9時間後だ…

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