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「生きるためにやむを得ない」ブラジル 貧困層仕事優先、外出制限徹底されず

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人が行き交うファベーラ「パライゾポリス」の商業地区。営業停止が求められている美容院や宝石店も営業していた=サンパウロで2020年4月20日、山本太一撮影
人が行き交うファベーラ「パライゾポリス」の商業地区。営業停止が求められている美容院や宝石店も営業していた=サンパウロで2020年4月20日、山本太一撮影

 南米ブラジル南東部サンパウロ州で、新型コロナウイルスの感染拡大阻止のために外出制限が始まって24日で1カ月となる。だが、州政府が掲げる外出制限の目標値は達成されず、感染者の増加に歯止めはかからない。収入維持のため外へ働きに出ざるを得ない貧困層が多いことが背景にある。

 州政府は州独自の措置として、3月24日に外出制限と不要不急の商業活動の停止を命令した。これまで2度延長され、少なくとも5月10日まで続く。4月21日時点のブラジルの新型ウイルスの感染者数は4万3079人、死者数は2741人。サンパウロ州が感染者数、死者数とも全体の約4割を占め、流行の中心地となっている。感染症専門家は、近くピーク入りするとみている。

 州政府は携帯電話の位置情報を基に市民の外出状況を監視する。外出の7割削減を目標に掲げるが、13~17日は5割前後にとどまる。このため、州政府は措置に反した市民を身柄拘束することも検討している。

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