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「重症患者の治療体制整備を」 死者2万人突破のイタリアから学ぶ「医療崩壊」の危機

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立命館大の松田亮三教授=本人提供
立命館大の松田亮三教授=本人提供

 新型コロナウイルス禍による死者が2万人を超えたイタリア。医療崩壊の危機に直面し、感染者数に占める死者の割合(死亡率)は13%に上った。欧州の医療政策の専門家らは、高齢化率の高さと集中医療体制の弱さを日伊共通の要素とし、日本の医療が持ちこたえるために「重症患者の治療体制の整備」を提言する。

 米ジョンズ・ホプキンズ大による27日(日本時間)時点の集計によると、イタリアの感染者数は19万7675人、死者は2万6644人、死亡率は13.4%。各国の死亡率をみると、国別感染者数1位の米国が5.6%▽2位のスペインが10.2%▽4位のフランスが14.1%▽5位のドイツが3.7%で、イタリアの死亡率が高い。

 高い死亡率の要因に、医療資源の不足や高齢化が考えられるという。欧州の医療制度に詳しい松田亮三・立命館大教授(医療政策)は「高齢の死亡者が多いことや、感染が爆発的で重症化する人が急増し、医療が追い付かなくなったと考えられる」と話す。2019年の日本の高齢化率は28%、イタリアは23%でいずれも世界トップクラス。イタリアでは死亡した感染者のうち8割を70歳以上が占めた。

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