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15年の軌跡

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心に穴 「悲しみと生きる人」に伴走する母 尼崎脱線事故15年の軌跡(中)

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グリーフケアを学ぶ市民講座で講演する女性=神戸市中央区で2020年2月14日午後8時34分、小松雄介撮影
グリーフケアを学ぶ市民講座で講演する女性=神戸市中央区で2020年2月14日午後8時34分、小松雄介撮影

 大切な人を失い、悲嘆を抱えた人に寄り添う「グリーフケア」。2005年4月に起きたJR福知山線脱線事故で、大学1年の次女(当時18歳)を亡くした兵庫県宝塚市の女性(65)が、グリーフケアや命の大切さを伝える活動を続けている。「悲しみはなくならないが、その形は変わってくる。乗り越えるのではなく、付き合っていく」。自らも苦しみながら、同じように悲しみを抱えた人に15年間、寄り添ってきた。

 娘は中学・高校でバスケットボール部に所属。休日もほとんど家にいないほど忙しく過ごし、同志社大に現役合格した。頑張り屋の娘だった。

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