政府が全戸配布用に包装を始めた布製マスクにカビの付着や虫の混入など不良品が見つかった問題で、菅義偉官房長官は22日の記者会見で、「配布前に除外しており、計画を変更する予定はない」との方針を明らかにした。
菅氏は「1住所当たり2枚の布製マスク配布では、メーカーの検品に加えて、メーカーから納品された商品を確認した上で配布を行い、品質の担保を図っている。生産、流通の過程において、一定程度の不良品が生じることはあるが、実際の配布を行う前段階において適切に除外されている」としたうえで、「現時点において計画を変更する予定はない」と述べた。
ただ、厚生労働省は18日、自治体に発送した妊婦向けの布マスクに関して「変色している」「髪の毛が混入していた」などの報告が相次ぎ、80市町村で1901件の報告があったと発表。さらに加藤勝信厚生労働相は21日、現時点での不良品は143市町村で7870枚だったと発表した。厚労省は自治体に確認徹底を呼び掛けている。
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