新型コロナ 医療態勢、ぎりぎり PCR検査、必要性見極め大切 三宅会長に聞く /石川

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発熱なら事前に電話連絡を

 新型コロナウイルス感染者を受け入れる医療機関の様子などを聞く限り、石川の医療態勢はぎりぎりの状態にある。ベッドや人工呼吸器など設備の問題もさることながら、最も深刻なのは人材だ。医学系学部を複数抱える石川は恵まれているとの見解もあるが、呼吸器科の医師らに集中して大きな負荷がかかった状況だ。

 自分の病院で異変を感じ始めたのは2月。マスクが納品されなくなった。医師や看護師ら計7人が毎日1枚ずつ使うが、50枚入りが3箱届いたきりだ。ゴーグルをアルコール消毒しながら使うほか、新型コロナウイルス感染が疑われる患者の診察で使うガウンは確保の見通しが立たず、使い捨てのビニールカッパで対応している。

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