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社説

緊急事態宣言下の外出 他者への配慮欠かせない

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 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言から2週間が過ぎた。人と人との接触を社会全体で8割減らせていない現状では、感染者の減少は難しい。

 専門家会議は、引き続き人々が行動を見直すことを求めた。

 感染リスクが指摘された繁華街では、ある程度の効果が見られる。さらに対策が必要なのは、自粛要請の対象から外れ、にぎわっている場所だ。

 スーパーやホームセンター、地元の商店街では混雑するところも多い。食品や日用品の買い出しは必要だが、店内や道が混み合うと感染リスクが増す。工夫する努力を続けたい。

 東京都は一度に入店する人数の制限などを検討している。家族に外で待っていてもらったり、すいている時間帯を選んだりするなど、消費者として協力が可能だ。レジに並ぶ時に距離を空ければ、互いに安心できる。

 買い物客が集中して商品が一時的に品薄になることがある。いら立ちを感じるかもしれないが、店側の努力にも限界があることを理解したい。

 公園は親子連れや子ども同士の姿が目立つ。学校休校や保育所の休園で、ストレス解消に外遊びは大切だ。

 だが、遊具は接触感染の可能性がある。使った場合は手洗いが欠かせない。親同士で会話する場合は、互いに手の届かない距離を保つように配慮したい。

 健康維持のために、公園でジョギングする人も多い。息が上がると、飛沫(ひまつ)が飛びやすくなる。人の後ろを走らずに左右にずれたり、マスクを着けて苦しくないペースで走ったりすることが勧められている。

 観光スポットへの訪問客が減らないことを懸念している自治体もある。自家用車での日帰りでも、今は行楽は控えたい。

 厚生労働省によると、新型コロナウイルスの感染が確認された人のうち、症状のない人が1割程度いる。

 自覚のないまま、外出で他の人を感染させてしまう可能性は誰にでもある。その意識を持って、リスクを減らす行動を心がけたい。それが、大切な人の命を守ることにつながる。

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