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キズとカタチの総合医

大やけど 治療できない=桜井裕之・東京女子医科大学形成外科教授

 新型コロナウイルスのまん延により、医療崩壊の危機が叫ばれています。治療法が確立していないウイルス感染症の拡大を防ぐには、医療関係者のたゆまぬ努力に加え、社会全体が一丸となって感染予防に努めることが大切です。

 医療崩壊は、非常時に備えて整備されてきた医療体制の崩壊も意味します。もしこんな時期に火災が発生し、大きなやけど(熱傷)を受傷したらどうなるでしょう。重症の熱傷患者は集中治療室での専門的な治療が不可欠ですが、現在その集中治療のための病床数が極端に不足しています。酸素吸入や呼吸器などの肺炎治療に必要な機器は、重症熱傷患者にも必要です。輸血や補液、薬剤のほかにも、大きなやけどには大量のガーゼや被覆材、包帯などが使用されます。しかし、物流が滞りがちな現在、重症熱傷患者に必要な医療材料を確保するのが難しくなっています。医療資源だけではありません。1人…

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