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都・健康安全研究センター PCR現場、綱渡り 機器増でも追いつかず/作業連続で2時間限界

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持ち込まれた検体の不活化処理をする検査員=東京都新宿区の東京都健康安全研究センターで16日、長谷川直亮撮影
持ち込まれた検体の不活化処理をする検査員=東京都新宿区の東京都健康安全研究センターで16日、長谷川直亮撮影

 新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR検査(遺伝子検査)は自治体が運営する各地の衛生研究所などが担う。東京都健康安全研究センター(新宿区)には、1日の検査能力を大きく上回る検体が都内の保健所から集まる。検査は深夜に及ぶこともあるが、間違いが許されず神経を使う作業で、現場は限界を迎えつつある。

 「今日は約400の検体を受け付けた」。センターの貞升(さだます)健志・微生物部長は検体を下処理する部屋がある地下に向かうエレベーターで言った。都は4月、感染拡大を受けて検査機器を増設。1日に検査できる検体数を240に倍増させたが、次々と送られてくる検体に作業が追いつかない。

 感染疑いの人の鼻腔(びくう)から綿棒で採取された検体はチューブに入った試薬に浸され、さらに液体が漏れないように専用袋に入った状態で届けられる。伝票を見ながら、袋に貼られた番号と照合したり、検体数が合っているかを確認したりするが、この段階で誤記などがあると、多くの時間が割かれてしまう。

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