奈良・大和高田市新庁舎敷地に弥生後期の集落跡 工期迫り公表せず

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新庁舎建設現場で出土した弥生時代後期の土器=大和高田市土庫の市郷土資料室で2020年4月13日午前10時15分、稲生陽撮影
新庁舎建設現場で出土した弥生時代後期の土器=大和高田市土庫の市郷土資料室で2020年4月13日午前10時15分、稲生陽撮影

 2021年3月の完成を目指して建設工事中の奈良県大和高田市役所新庁舎(同市大中)で着工直前の19年夏、敷地の発掘調査で、市内では珍しい弥生時代後期の集落跡が見つかっていたことが分かった。精巧な形象埴輪(はにわ)が出土したことで知られる近くの「池田遺跡」(同市池田)に関係する可能性もあるという。着工が迫っていたため市は調査結果を公表しておらず、出土品の展示予定もないという。【稲生陽】

 現場は現庁舎の北東にある新庁舎予定地で、着工前の昨年4~7月、市教委生涯学習課が約1300平方メートルを調査。鎌倉~室町時代の農地跡の下層から、弥生時代後期の集落跡が見つかった。集落跡では、農耕用の溝や井戸の跡など生活の痕跡が確認され、溝からは、祭具の高坏(たかつき)や甕(かめ)などが出土。06年度に現場東側のマンション建設時に見つかった弥生~飛鳥時代の「大中遺跡」と一体の集落を形成していたと考…

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