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「GW中の登山自粛を」 山小屋、登山道の閉鎖相次ぐ 地元に感染心配の声

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昨シーズンは27万人が訪れた尾瀬国立公園。全てのビジターセンターや山小屋、公衆トイレが5月中旬までの休止を決めており、中には今シーズンの休業を決めた山小屋もある=群馬県片品村で2018年5月24日午後1時8分、手塚耕一郎撮影
昨シーズンは27万人が訪れた尾瀬国立公園。全てのビジターセンターや山小屋、公衆トイレが5月中旬までの休止を決めており、中には今シーズンの休業を決めた山小屋もある=群馬県片品村で2018年5月24日午後1時8分、手塚耕一郎撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、5月の大型連休中の登山を控えてもらうための動きが各地で強まっている。山岳関係4団体が自粛を求める共同声明を出したほか、現場では山小屋やテント場、登山道の封鎖や公共交通の運休が相次いでいる。地域経済への打撃は大きい。しかし、地元からは遠方から来た登山者による感染リスクを不安視する声も根強く、すでに今シーズンの休業を決めた山小屋もある。

 「都市を離れ、清浄な空気と自然を求めての登山やクライミング行為は、出先の方々への感染を広め、愛好者自身の感染リスクを高める」。日本山岳・スポーツクライミング協会▽日本勤労者山岳連盟▽日本山岳会▽日本山岳ガイド協会――の4団体は20日に出した共同声明の中でこう指摘し、「事態の収束を見るまで山岳スポーツ行為を厳に自粛して」と呼びかけている。

 日本勤労者山岳連盟の川嶋高志事務局長は「遭難事故が起きれば、逼迫(ひっぱく)する医療現場へ負荷をかけることになる」と指摘。「『3密』を理由に宿泊を休業したのに…

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