事故車両公開に遺族賛否 課題は記憶継承 JR福知山線脱線事故15年

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JR福知山線脱線事故の後、クレーンでつり上げられた車両(4両目)。JR西日本は全7両を保存する方針=兵庫県尼崎市で2005年5月1日午後3時42分、梅村直承撮影
JR福知山線脱線事故の後、クレーンでつり上げられた車両(4両目)。JR西日本は全7両を保存する方針=兵庫県尼崎市で2005年5月1日午後3時42分、梅村直承撮影

 兵庫県尼崎市で2005年に起きたJR福知山線脱線事故から25日で15年を迎えるのを前に、毎日新聞は遺族を対象にアンケート調査を実施した。その結果、事故車両の一般公開への賛成が回答者の5割を占めた。「興味本位で見られたくない」と反対する声も根強かったが、風化を懸念する遺族は9割を超えており、事故の記憶の継承が課題となっている。

 アンケートは19年12月から20年4月にかけ、面談や郵送などで行った。事故で亡くなった乗客106人のうち、35人の遺族計36人から回答を得た。

 JR西日本は18年に事故現場周辺を慰霊施設「祈りの杜(もり)」として整備。社員の安全教育のために19年11月、事故車両の7両全てを大阪府吹田市の社員研修施設「鉄道安全考動館」で保存する方針を遺族らに説明した。

 回答者の3分の2に当たる24人が、この…

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