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シネマの週末

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映画館の価値は不変

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 新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が全国に拡大され、シネコン・劇場が休館となる中、ランキング集計は当面発表されないこととなった。新作公開に加えて撮影・製作も延期が相次ぐ。映画産業は日々刻々と状況が変化し、直近では「先行きが読みにくい」ことだけが変わらなくなった感がある。

 映画鑑賞者に関するマーケティング調査からも劇場鑑賞の意向は低下していることがうかがえる。宣伝活動も止まり、メディアで映画作品に触れる機会も減っている。一方、Amazonプライム・ビデオやNetflixなどの「在宅」での映像視聴方法として定額制動画配信サービスの認知度や利用率は高まっている。

 今後も変化の大渋滞である。自粛解除となった際に、映画館で見ることへの人々の意識はどう変わっているか。新作はどのように公開されるか。人々の安全保持のために劇場の運営はどう変わるだろうか。

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