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記者の目

コロナ禍で危機に 米「家事労働者」 生活の支え手、待遇改善を=石山絵歩(外信部)

アパートの裏庭に建てたテントで過ごすアレジャノさん=5日、米ロサンゼルスで、アレジャノさん提供

 2018~19年、米国に留学し、子どもや高齢者、障害者の面倒をみる「家事労働者」について、約10カ月間、調査した。介護士やベビーシッターとして、低賃金で働く人々の多くは移民で、待遇改善を求める運動が起きている。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が続く中、改めて取材すると、感染リスクにさらされたり、補償なしの出勤停止で「ホームレス」寸前になったりする人も出るなど危機的な状況になっていた。今、生後6カ月の娘を世話しながら在宅勤務する私はひとごとに思えない。

 「今すぐ自宅へ戻り、2週間、自主隔離してほしい。無症状でも出勤しないで」。西部ロサンゼルスの介護施設で働くフィリピン人介護士、マービン・アレジャノさん(22)は、3月31日、上司にいきなり通告された。前日に入所者の新型ウイルス感染が判明したからだ。

 職場は、一戸建ての小規模施設。アレジャノさんらは、それぞれ個室で生活する入所者4人を介護していた。食堂やトイレ、シャワーは共用だ。アレジャノさんは「4人には認知症や障がいがあり、手洗いなどの感染予防がうまくできない。私たちの感染リスクはとても高い」。にもかかわらず、感染していた場合の補償や停止期間中の給与については、上司から何の説明もなかった。

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