息子2人に伝えたい「命の尊さ」 事故で両親亡くした36歳男性 仏壇に報告 脱線事故15年

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家族と一緒に次男の誕生日を祝う小杉謙太郎さん(左上)=東京都港区で2020年2月21日、藤井太郎撮影
家族と一緒に次男の誕生日を祝う小杉謙太郎さん(左上)=東京都港区で2020年2月21日、藤井太郎撮影

 今年もまた「祈りの日」が巡ってきた。兵庫県尼崎市で2005年に起きたJR福知山線脱線事故は25日、発生から15年を迎えた。例年なら追悼慰霊式に参列し、犠牲者の冥福を祈る遺族や被害者らの姿が多く見られるが、今回は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で初めて式が中止された。外出の自粛が要請されていることもあり、事故現場を訪れずに遠く離れた自宅であの日に思いを巡らせた遺族もいた。

 事故で両親を失った会社員の小杉謙太郎さん(36)=東京都港区=は、2人の息子を初めて事故現場に連れて行き、両親が亡くなったことを伝えるつもりだったが、感染拡大を受けて断念。都内の自宅で父繁さん(当時57歳)と母靖子さん(同59歳)の冥福を祈り、仏壇に手を合わせて息子の成長を報告した。

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