仏壇に現場の小石と遺骨 妻の忘れ形見、娘3人育て上げ 尼崎脱線15年

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亡き妻への思いを語る新城篤さん=兵庫県伊丹市で、川畑さおり撮影
亡き妻への思いを語る新城篤さん=兵庫県伊丹市で、川畑さおり撮影

 成長した娘たちを見て、妻は何と言ってくれるだろうか――。2005年に兵庫県尼崎市で起きたJR福知山線脱線事故で、工作機械メーカー社員の新城篤さん(60)=大阪府豊能町=は、妻の靖枝さん(当時41歳)を亡くした。3人の娘の子育てや家事は妻に任せっきりだった。生活は一変したが、男手一つで何とか3人を育て上げた。社会人として巣立ったが、妻への感謝を忘れたことはない。事故から15年を迎えた25日は、一緒に暮らす娘たちと4人で墓に参り、手を合わせた。

 自宅リビングの仏壇には、事故現場にあった小石と遺骨の一部が供えられている。小石は「何かを残したい」と思って拾った。

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