JR西 自動停止装置などで対策 世代交代で「風化」懸念も 脱線事故15年

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事故現場の「祈りの杜」(右)を通過する列車=兵庫県尼崎市で2020年4月25日午前8時48分、木葉健二撮影
事故現場の「祈りの杜」(右)を通過する列車=兵庫県尼崎市で2020年4月25日午前8時48分、木葉健二撮影

 JR西は事故後、安全技術の導入や社員教育に力を入れている。脱線事故では、現場のカーブの手前に自動列車停止装置(ATS)が設置されていなかったことが問題化した。JR西は2006年3月までに、同種のカーブに対応した1234カ所にATSを設置。進路を切り替える「分岐器」(ポイント)でも1018カ所に整備し、線路の行き止まりに応じて57カ所にも導入した。

 現在は、デジタル無線技術を用いて列車の運行を常時管理する自動列車制御装置(ATC)の運用試験に乗り出しており、23年春の実用化を目指している。18年度の安全関連費用は、設備投資費全体の66%(1252億円)を占めるなど、事故防止に多くの予算が配分されている。

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