日本ブラインドサッカー協会(東京都新宿区)が、新型コロナウイルスの感染拡大に戸惑う視覚障害者を対象に無料の「おたすけ電話相談窓口」を設置した。競技団体が広く生活全般の相談を受け付ける異例の試みだ。
ブラインドサッカーは視覚障害者らによる5人制の競技。協会は東京パラリンピックに開催国枠で初出場する日本代表の強化を担う国内統括団体だ。ウイルスの影響で国際大会が中止になり、代表活動も休止する中、「自分たちにできることを考えた」と松崎英吾事務局長。在宅勤務に切り替わった松崎さんら職員有志8人が18日から一般の相談を受け付け始めた。
窓口開設以降、相談は1日に4、5件。「迅速に問題解決に導く」のがポリシーで、回答は原則72時間以内。相談で多数を占めるのが日用品の買い物を巡るものだ。感染への警戒から社会は寛容さを失いつつある。「弱視のため値段を確認するために商品に顔を近づけたら冷ややかに見られた」「いつもは店員に手を引いてもらっていたが、接触は迷惑が掛かるから頼みづらい」――。そんな悩みに利用しやすいインターネットでの購入サイ…
この記事は有料記事です。
残り583文字(全文1072文字)
毎日新聞東京本社運動部。1986年、神奈川県生まれ。2009年入社。宇都宮支局、東京運動部、北陸総局(石川県)を経て、2019年10月から東京運動部。現在は主にパラスポーツを担当。2016年リオデジャネイロ・パラリンピックは現地取材した。中学~高校(2年まで)はバレーボール部。身長が低かったため、中学の顧問には「スパイクは打つな」と言われて育つ。
毎時01分更新
菅義偉首相は27日、与党幹部2人が緊急事態宣言下で東京・銀…
東京都議選(定数127)は6月25日告示、7月4日投開票と…
<科学の森> 東京電力福島第1原発の廃炉作業では、多くの課…