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東京大空襲 「体験次代に」落語家が絵本 海老名香葉子さん題材 林家しん平さん /東京

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絵本を書いた林屋しん平さん(右)とモデルになった海老名香葉子さん
絵本を書いた林屋しん平さん(右)とモデルになった海老名香葉子さん

 10万人が犠牲になったとされる1945年3月10日の東京大空襲を子供たちに伝えようと、落語家の林家しん平さん(64)が絵本「えくぼのかよちゃん」(金の星社)を作った。得意の語りではなく、扇子を色鉛筆に持ち替えての、次世代に空襲を伝える挑戦だ。【井川諒太郎】

 モチーフにしたのは、東京大空襲で多くの家族を失い孤児になったエッセイストの海老名香葉子さん(86)の体験だ。壮絶な体験だが、香葉子さんのような悲しみが何万と「東京の空の下」に埋もれていることを知ってもらいたい。子供たちが興味を持てるように、絵本にすることを考えついた。

 しん平さんは19歳で落語の世界に入った。初代林家三平さん(故人)の弟子となり、寝食を共にし、妻の香葉子さんにも家族のように付き合い、今も「女将さん」と呼んで慕う。香葉子さんには、若い頃から東京大空襲の体験を繰り返し聞かされた。自身も東京出身で、戦争経験者の父が夜中にうなされてとび起きる姿を見ていた。あらためて「こんなことが東京で起きていたのか」とショックを受けたという。

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