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世界の見方

アジア系差別を許すな ラッセル・ジャン 米サンフランシスコ州立大教授(社会学)

 中国が発生源の新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、中国などアジア系の人々に対する暴行も含めた差別行為が全米各地で相次いでいる。歴史的に根強いアジア系への差別意識が顕在化した形だ。

 米国では19世紀のゴールドラッシュで中国人労働者が増えて以降、低賃金で働くアジア系移民に対し、仕事を奪われる恐怖心などから排除の動きが広がった。1882年には中国からの移住を著しく制限する「中国人排斥法」が制定された。アジア系が感染症をもたらすという固定観念もあり、20世紀初めに腺ペストが流行すると、西部サンフランシスコとハワイ・ホノルルのチャイナタウンが当局によって封鎖された。

 日系移民も差別され、第二次大戦中には「敵性外国人」とみなされて12万人以上が強制収容所に送られた。こうした歴史を背景に、米国を脅かす中国の急成長が差別再燃の土壌になっている。

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