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新型コロナ・緊急事態

PCR検査、病院苦悩

 新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR検査(遺伝子検査)で、感染疑いのある患者の検体採取を担ってきた医療機関に負担が生じている。マスクなど物資が少ない中、職員は他の外来患者との接触を避けるよう配慮しつつ、感染の恐怖とも闘う。検査件数の増加に伴い、救急患者の受け入れを断った病院もある。検査実施を知った住民らから心ない言葉を掛けられるケースもあり、現場では疲労感が高まっている。

 全身を防護服に包み、右手に持った綿棒を慎重に操る。20日午後、千葉県内の民間病院の駐車場。車の傍らに立った看護師が運転席にいる患者の喉や鼻から粘液を採取し、左手の試験管に綿棒ごと入れた。「くしゃみをする患者さんもいる。正しく防護服を着けなければ暴露する(体液を浴びる)可能性もある」。検査チームを率いる女性看護師(59)がリスクを説明した。

 この病院は感染疑いのある人が受診や検査をする帰国者・接触者外来や厚生労働省が設置を促す「地域外来・検査センター」ではないが、2月下旬、地元の保健所からの依頼で検査を始めた。検査を分散し、迅速化を図るためだ。感染症指定医療機関ではなく陰圧室など専用設備もないが、対策に詳しい看護師が勤務していたことなどから依頼を受け入れた。4月19日までに延べ95人を検査し、うち6人が陽性だった。

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