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ヤングケアラー

通学や仕事をしながら家族の介護をする子ども「ヤングケアラー」。将来が左右される深刻なケースも。

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ヤングケアラー~幼き介護

障害ある兄妹支え、あきらめかけた夢 希望へと踏み出し始めた18歳の決意

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きょうだいの介護について語る松林紗希。「きょうだいありきの自分、が小さい頃からずっと根付いています」=山形市内で2020年3月9日午後6時56分、向畑泰司撮影
きょうだいの介護について語る松林紗希。「きょうだいありきの自分、が小さい頃からずっと根付いています」=山形市内で2020年3月9日午後6時56分、向畑泰司撮影

 病気や障害を持つ兄弟・姉妹がいる子どもは「きょうだい児」とも呼ばれますが、その中にもきょうだいの介護や世話をするヤングケアラーがいます。親や周囲の目がきょうだいに向く陰で注目してもらえない寂しさや自己評価の低さ、親の亡き後に介護を担う不安などを抱えがちです。先天性の難病がある2歳上の兄と1歳下の妹をケアする松林紗希さん(18)は、役者の夢を諦め、きょうだいのために介護士になろうとして一時体調を崩しました。(本文は敬称略)【ヤングケアラー取材班】

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