家から出るのは近所への散歩と、生活必需品を買うときだけになって、数週間がたつ。
そのような生活でも、新たに購入したCDや本を届けてもらえるのは、本当にありがたい。販売と流通、そしてもちろん、医療と福祉の最前線で働かれている方々に感謝し、ご健康を祈りつつ、包みをひらく。
その荷物のなかから出てきた、一枚のCDと一冊の本。
CDは輸入盤で、マリア・バーダー=クビツェクというオーストリアのバイオリニストによるもの。モーツァルトのバイオリン・ソナタを、モーツァルトの父レオポルトが所有していた楽器で演奏している。楽器も奏法もモーツァルトの時代を再現しようとしていて、軽妙さと慎(つつ)ましさの共存が心地よい。
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