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英月の極楽シネマ

京都の大行寺で住職を務める英月さんが仏教の次に大好きな映画について紹介する。

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英月の極楽シネマ

羅生門(1950年、日本) 矛盾の世、それでも生きる

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 大きなスクリーンで観(み)るのが映画の醍醐味(だいごみ)ですが、新型コロナウイルス拡大防止のため多くの映画館が休業する今、古い作品をお家(うち)で観るのも一つの楽しみ方。ということで紹介したいのが、黒沢明監督のあまりにも有名なこの映画。生命力にあふれた登場人物たちに、生きる力をもらうようです。

 羅生門に雨宿りに来た男が、先客の2人から聞いた話。それは、殺人を犯し捕まった盗賊、殺された武士の妻、巫女(みこ)によって呼び出された武士の亡霊、それぞれが検非違使(けびいし)の前で嘘(うそ)の証言をした…

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