メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

広がる保育士感染に現場から悲痛な声 濃厚接触、3密も「原則休園は3割」

園児を抱く橋本美香園長。乳幼児の保育は肌と肌が触れあう濃厚接触は避けられない=横浜市港北区の「横浜りとるぱんぷきんず」で2020年4月13日午前10時16分、宇多川はるか撮影

 保育士や園児が新型コロナウイルスに感染するケースが相次いでいる。乳幼児の保育という仕事の性質上、どうしても長時間の濃厚接触は避けられない。緊急事態宣言の発令以降、自治体によって「原則開園」「原則休園」と対応が分かれているが、「開園」の園長らからは「保護者に登園の自粛を求めているが、いつ感染者が出てもおかしくない。子どもの生命に関わる」と「休園」を求める声が上がっている。感染リスクは減らせないのか。現状を考えた。【宇多川はるか、五味香織/統合デジタル取材センター】

 緊急事態宣言が出されて数日たった4月中旬。横浜市港北区にある私立認可保育園「横浜りとるぱんぷきんず」(橋本美香園長)では、午前8時半ごろなると、親子が続々と登園してきた。大雨だったため、傘を差したり、自家用車で乗り付けたりして園の門をくぐっていく。

 横浜市の対応は原則開園だ。市の公式見解は「神奈川県知事からは『県民の外出の自粛』が要請されているが、保育園の使用制限等は要請されていない」というもの。同園も市の方針に従い、園児の受け入れを続けている。

 橋本園長は感染予防の観点から、園便りなどで登園の自粛を呼びかけてきたが、この日は定員約100人のうち、約40人が登園した。その後15人程度に減った日もあったが、橋本園長は「保育士と園児が接触せざるをえない以上、感染の可能性は高いままだと思います」と話す。

 もちろん、感染対策は徹…

この記事は有料記事です。

残り3672文字(全文4272文字)

宇多川はるか

2007年入社。仙台支局で東日本大震災、横浜支局で相模原障害者施設殺傷事件を取材。2018年から統合デジタル取材センター。小児がん、保育、虐待など子どもを巡るテーマ、障害者福祉、性暴力、ハラスメントの問題を継続取材。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ラグビー元日本代表、湯原祐希さん死去 36歳 トレーニング中倒れ

  2. 岸田氏、古賀氏と決別決意? 派閥パーティー招待せず 総裁選対応に不満

  3. 暴走のトランプ氏か言葉に窮するバイデン氏か 「史上最悪」醜態のテレビ討論会

  4. サッカー J1 神戸1-0名古屋

  5. 「サカキバラとは違う。必要に迫られて」 座間事件9人殺害・白石被告一問一答(その1)

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです