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「地震時より厳しい」新型コロナの打撃 熊本地震から立ち上がった店を襲う苦難

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赤ちょうちんを片付ける松本さん=熊本市中央区新市街で2020年4月23日午後7時58分、城島勇人撮影
赤ちょうちんを片付ける松本さん=熊本市中央区新市街で2020年4月23日午後7時58分、城島勇人撮影

 2016年4月の熊本地震から丸4年。復興の歩みを続けてきた熊本県の飲食業らが、新型コロナウイルスの影響でどん底に突き落とされている。地震で消えたネオンを店主らが歯をくいしばって一つずつ復活させ、繁華街は活気が戻りつつあったが、再び先が見えない闇が被災地を覆っている。

「店は火の車。国の給付金を足しても赤字」

 「本来ならこれからが稼ぎ時だけど、営業時間短縮に協力せざるを得ない」。23日午後8時前、熊本市中心部の繁華街「新市街」の焼き鳥屋「和笑(おしょう)」。店主の松本尚和さん(39)は閑散とした通りを眺めながら、店頭の赤ちょうちんを片付け始めた。

 緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大したのを受け、熊本県の蒲島郁夫知事は21日、遊興施設などに休業要請するとともに、飲食店などにも午後8時までの営業時間短縮に協力するよう求めた。

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