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外出自粛やめると15日後に感染者増も 「努力が水の泡に」東大准教授試算

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新型コロナウイルス感染拡大防止で外出自粛要請が出る中で迎えたゴールデンウィーク初日、人の少ない「湘南海岸公園」(左)付近の海岸。右奥は江の島=神奈川県藤沢市で2020年4月25日、本社ヘリから宮武祐希撮影
新型コロナウイルス感染拡大防止で外出自粛要請が出る中で迎えたゴールデンウィーク初日、人の少ない「湘南海岸公園」(左)付近の海岸。右奥は江の島=神奈川県藤沢市で2020年4月25日、本社ヘリから宮武祐希撮影

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除され、外出自粛をやめて完全に元の生活に戻すと、約15日後には感染者数が増加に転じる可能性があるとの試算を、大橋順・東京大准教授(集団遺伝学)がまとめた。大橋准教授は「継続して人との接触を減らしていかないと、努力が水の泡になる」と警告する。

 大橋准教授は、初期に感染者1人が平均2・5人にウイルスをうつし、感染拡大とともにうつす人数が徐々に減ると仮定。人口10万人あたりの治癒していない感染者数が50人になった日から30日間、行動を自粛すると仮定して、感染者数の推移を試算した。

 その結果、全員が他の人との接触を8割減らせば、自粛開始後5日目から感染者数は減少するが、元の生活に戻ると、自粛解除後15日間で再び増加に転じる結果になった。

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