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社会部、ワシントン・エルサレム特派員などを歴任した大治朋子専門記者によるコラム。

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病院守るサイバー戦線=大治朋子

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 新型コロナウイルスへの対応で最前線に立つ病院が、サイバー攻撃の標的にされる。悪夢のような話だが、現実に起きている。

 3月13日、東欧チェコで2番目に大きな病院がサイバー攻撃を受けた。病院のパソコンがアクセス不能になり、新型コロナの感染検査もできなくなった。重症患者を移送するなど大混乱をもたらした。パソコンの情報に暗号をかけて「人質」に取り、暗号解除と引き換えに金銭を要求するウイルス(ランサムウエア)攻撃だった。

 米イリノイ州では3月、保健所が標的にされ、実際に35万ドル(約3800万円)を払ってコロナ対策に必要なファイルを取り戻した。世界保健機関(WHO)は23日、職員450人とコロナ対応にあたる外部の関係者数千人のメールアドレスが盗まれたと発表した。

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