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シリーズ・疫病と人間

コロナは巧妙に、現代社会の盲点を突く 寄稿・山極寿一(京都大学長)

山極寿一・京都大学長=望月亮一撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大が世界を覆っている。危機にさらされた現代社会をどう見るのか。山極寿一・京都大学長(68)に寄稿してもらった。

 ◆コロナは巧妙に、現代社会の盲点を突く 新たな連帯が要る。共感力を失わないために

 これほどまでに新型コロナウイルスの影響が広がると誰が予想しただろうか。中国の武漢で発生した時は、まだ楽観する見方が多かった。しかし、もはやどの国でも緊急事態宣言は必至という勢いで感染者も死者も膨大な数に上っている。エイズ、エボラ出血熱、SARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)、ジカ熱など、この数十年ウイルスによる新しい感染症が増加しているにもかかわらず、今回大きく混乱してしまった原因は何なのか。更に、たとえこの感染症が終結しても、もはやこれまでの状態に簡単に復帰できるとは思えない。強固な感染症対策を打ち立てるとともに、新たな経済秩序、国際関係、暮らし方を早急に考えていく必要がある。

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