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論点

新型コロナ 「恐れ」とどう付き合うか

 

 新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大を抑えるため、政府は7日、7都府県に緊急事態宣言を出し、16日には全国に拡大した。各都道府県知事の要請を受け、外出を自粛する動きは広がり、繁華街は閑散とした姿を見せる。感染への恐れを意識せざるを得ない時代に、私たちはどう生きるべきか。識者2人に聞いた。

 新型コロナウイルスの感染が大規模に広がった米国やイタリアでは、高齢者介護施設で入所者の多数が死亡する悲劇が起きた。感染を防ぐには人との接触を避ける社会的距離が重要とされるが、高齢者や障害者、幼い子どもたちは、生きるために適切なケアを受けなければならず人との接触が必要だ。外出を自粛して感染の拡大防止に協力するだけでなく、他人との接触を避けられない社会的弱者が犠牲になる恐れがあることも忘れてはいけない。

 政府や自治体は、緊急事態宣言を出すなどして外出の自粛を求め、企業の従業員が在宅勤務に切り替えたり、店舗が休業したりしている。理想論をいえば、個人の自由や人権に対する最小限の制約で、政府の指示なしでも、感染症の制圧へ向け自主的に協力することが市民社会の理念だ。ただ外出しないようにしたくても、働けず収入や蓄えがなくなってしまえばやはり生き延びることはできない。緊急事態宣言は、政府が一律に国民に現金を…

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