動議は否決されたが…野党、補正予算に異例の賛成 協力と注文のバランスに苦悩

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2020年度補正予算案を全会一致で可決した衆院予算委員会=国会内で2020年4月29日午前10時54分、竹内幹撮影
2020年度補正予算案を全会一致で可決した衆院予算委員会=国会内で2020年4月29日午前10時54分、竹内幹撮影

 立憲民主、国民民主、共産、社民の野党4党は29日、衆院での補正予算案を巡る審議で、野党側の要求を盛り込んだ組み替え動議が否決された後に、政府提出の原案に賛成した。全国民一律10万円給付などの新型コロナウイルス対策を盛り込んだ政府案に反対すれば世論の批判を招くと判断し、異例の対応をとった。政府に「協力」と「注文」で臨む野党だが、バランスの取り方で苦悩が続く。

 野党4党は29日朝、国対委員長会談で政府案への対応を協議。立憲の安住淳国対委員長は会談後、記者団に「大変不十分で不満な点はあるが、目下の国家的な危機に鑑みて賛成することにした」と述べ、賛成がぎりぎりの判断だったことを強調した。

 野党は補正対応に苦慮していた。かねて訴えていた「全国民への10万円給付」は組み込まれたが、政府案はなお不十分だと指摘。休業補償や家賃、医療支援などの追加や拡充を求めていたが、審議で政府から追加の確約も得られなかった。

 それでも賛成に回ったのは…

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