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くらしの明日

私の社会保障論 歴史に学ぶパンデミック=千葉大予防医学センター教授・近藤克則

 新型コロナウイルス感染症で全国に緊急事態宣言が発令された。かつて「経験」したことがない事態だ。しかしパンデミック(世界的大流行)の「歴史」ならある。そこから学ぶべきことは何か。速水融「日本を襲ったスペイン・インフルエンザ」(藤原書店)などを読んでみた。

 約10万人が死亡した関東大震災(1923年)の少し前、スペイン・インフルエンザが大流行した。日本だけでも45・3万人と震災の5倍近い人たちが死んだ。多い推計では世界で1億人の命が奪われた。

 18年春の「前触れ」では死亡者はほとんどなし。同年秋~翌春に26・6万人もの人が亡くなった。さらに19年の冬にはウイルスの変異によって死亡率が高くなり、加えて18・7万人が死亡した。当時の人口は約5500万人。うち約4割がかかったから死亡率は約2%である。

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