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新型コロナ、感染の仕組み 人の細胞を乗っ取って増殖

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 新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。過去、人類はさまざまな感染症に見舞われてきたが、特徴を調べ、それを基に薬を開発するなど対応してきた。新型ウイルスについては何が分かってきたのか。その一部を、感染の基本的な仕組みとともに紹介する。

 感染症の原因の代表格はウイルスと細菌だ。この両者には生物学的に明確な違いがある。

 まずは大きさだ。ウイルスは一般的にナノメートル(ナノは10億分の1)のレベルだ。ウイルスは今回の新型コロナの他、エイズの原因のHIVやインフルエンザなどが知られる。一方細菌はマイクロメートル(マイクロは100万分の1)サイズで、結核やコレラなどが該当する。ウイルスは細菌に比べて桁違いに小さい。

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