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新型コロナ治療薬「レムデシビル」 重症者へ無償提供へ 厚労省、承認後

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 新型コロナウイルス感染症で国内最初の治療薬候補「レムデシビル」について、厚生労働省は、薬事承認後の一定期間は公的医療保険を使わず、製薬会社から提供された薬を無償で重症患者に分配する方針を固めた。提供量が少ない可能性もあり、国内の流通を公的に管理し、重症患者を治療する医療機関に分配する。

 レムデシビルは、米国の製薬会社ギリアド・サイエンシズがエボラ出血熱の治療薬として開発した。新型コロナの治療に効果があると期待され、日本の国立国際医療研究センターも参加して国際的に臨床試験が進められている。

 厚労省は、新型コロナ流行拡大防止のため緊急にレムデシビルを使用する必要があるとして、海外での承認を条件に審査手続きを簡略化する「特例承認」を適用する方針。早ければ5月中に使用が始まる可能性がある。ギリアド社は1人の治療で10回投与する前提で、2020年末までに約14万人分(約150万回分)を世界で無償提供すると発表している。ただ、国ごとの配分量を明らかにしておらず、日本への供給量は少ないとみられる。

 関係者によると、無償提供の期間中はギリアド社が公的医療保険の適用を申請しない見通しだ。限られた薬を重症患者に適切に投与するため、厚労省が流通に関与する。薬事承認後に厚労相の諮問機関「中央社会保険医療協議会」を開き、公的医療保険を使った入院治療にもレムデシビルを併用できるようにする方針だ。【原田啓之】

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