会員限定有料記事 毎日新聞
即位1年を迎えられた天皇陛下と皇后雅子さまの歩みについて、退位を巡る政府の有識者会議で座長代理を務めた政治学者の御厨貴氏に聞いた。
「即位礼正殿(せいでん)の儀」やパレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」に臨まれた天皇陛下はりりしく、皇后雅子さまとともに積極的に即位行事をこなす姿は非常に印象深かった。陛下は一夜にして見事に皇太子から天皇になられたと感じた。上皇さまの歩みも踏まえつつ、新しい時代に合った象徴天皇像の模索はまだ始まったばかりだが、まずは順調に滑り出したと言えるのではないか。
ただ、現在は新型コロナウイルスの感染が拡大し、天皇、皇后両陛下の活動も大きく制約されている状況が続く。陛下は誕生日を前にした記者会見などを通じて事態を深く憂慮し、国民生活を案じていることを表明した。しかし、国難とも言える状況だ。ビデオメッセージのような、より強い方法で発信してもよかったのではないか。
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