新緑がまぶしい季節だというのに、列島は閉塞(へいそく)感に覆われている。待ち合わせたのは東京・永田町の日枝神社前。首相官邸や国会議事堂が間近にあり、参拝する政治家が多いことでも知られる。「国民と政治家の間で双方の『通訳』をすることが自分の役割」と話す政治評論家の目に、新型コロナウイルス禍はどう映っているのだろうか。
「この事態は一刻も早く収束させないと。だけど、検査態勢の整備や感染者の隔離体制が後手に回り、感染を拡大させたのではないでしょうか。欧米並みの都市封鎖や休業補償も検討すべきなのに、中途半端な『経済維持』が念頭にあるせいか、場当たり的な対応が目立つ。このような国難は政治でしか解決できませんが、その取り組みが十分にできていない」
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