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幻影のふるさと

江戸川乱歩 人と作品/2 1926(大正15)年「木馬は廻る」 青年が差し込んだ物は /三重

 今回は、江戸川乱歩の、もう一つの心のふるさととも言える「浅草」を取り上げたいと思います。1923(大正12)年の「二銭銅貨」以来、短編ミステリー作品を順調に発表し続けた乱歩は、仕事の途切れない新進作家の道を歩んでいました。そして、1926(大正15)年、雑誌「探偵趣味」において「木馬は廻る」を発表します。

 乱歩は、同年に発表した「浅草趣味」という随筆で、東京・浅草への愛をつづっています。「僕にとって、東京の魅力は銀座より浅草にある。浅草ゆえの東京住まいといってもいいかもしれない」と、その魅力を語ります。浅草は江戸時代から続く繁華街であり、庶民の町であり、モダンなエンターテインメントの町でした。しかし、どこか哀愁の漂う町でもあり、乱歩の作品はその町の姿を的確に描き出しました。

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