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金言

まずはトイレ掃除=小倉孝保

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 近代看護の礎を築いた英国人、ナイチンゲールはとにかく目立つことの嫌いな女性だった。

 1820年、豊かな家庭に生まれた彼女は、父から数学を教わった。クリミア戦争(53~56年)で負傷兵の増えた英国は、女性看護団を現地に送ることを決め、彼女をリーダーに指名する。ところが現地の陸軍幹部が、「女が戦争とどう関係があるのか」と看護活動を拒否したため、彼女は野戦病院のトイレ掃除から始め、看護活動に移った。

 病院では負傷兵が床に寝かされ、害虫がはい回っていた。不衛生が負傷兵の命を奪っていると考えたナイチンゲールは、間隔を空けてベッドを置き、換気と日当たりに気を使った。自費で洗濯室と台所を作り、患者に清潔なシャツと特別食を提供する。看護師に手洗いの徹底を命じ、「できれば顔も」と指示している。負傷兵の死亡率は42%から5%に下がった。

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