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どうみるか大阪府の新規感染者減少 4月下旬は1日30~40人台で推移

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大阪府の感染者数と検査件数
大阪府の感染者数と検査件数

 新型コロナウイルスの大阪府内の新規感染者数が、落ち着きを見せている。ピーク時には1日100人近くに達したが、4月下旬からは30~40人台で推移。経路不明者の割合も減少し、外出自粛の効果が出たとみられる。この状況をどう捉えるべきか。経緯を検証し、専門家に見解を聞いた。【近藤諭、宮川佐知子、松本光樹】

 大阪府で初の感染者が確認されたのは1月29日。中国・武漢からの観光客を乗せたバスのガイドをしていた女性だった。3月10日には陽性18人中8人が感染経路不明で、市中感染の広がりが指摘され始めた。大阪府の吉村洋文知事と兵庫県の井戸敏三知事は、同20~22日の3連休に両府県間の不要不急の往来を自粛するよう呼びかけたが、大阪府では3月末から感染者数、経路不明者数ともに増加傾向が強まった。

府「急増の可能性低いが、すぐに収束せず」

 政府は4月7日、大阪や兵庫、東京など7都府県に緊急事態宣言を発令。大阪では同9日、1日あたり最多となる92人の感染を確認、うち70人が経路不明だった。翌10日も80人中71人で約9割を占めた。この週の新規感染者数は379人で、直前の週から倍増。吉村知事は「強い危機意識を持っている」と述べ、同14日から休業要請を始めた。同22日ごろからは、感染者数と経路不明者数は減少傾向に入ったが、府の担当者は「今後すぐに感染者が急増する可能性は低いが、すぐに収束するものではない」としている。

 この1カ月間で目立つのは、PCR検査(遺伝子検査)件数の着実な増加だ。3月中旬には、医師会などから「医師が必要と判断してもすぐに検査してもらえない」との声が上がった。府はドライブスルー方式を導入するなど体制を強化。新規患者への検査件数は3月31日に200件、4月10日には400件を超え、同18日には580件にまで増えた。陽性率(新規検査件数中の陽性の割合)は同9日に約27%を記録したが、同月下旬には10%未満の日も増えてきた。

専門家「減るスピード緩やか、油断できない」

 近畿大の宮澤正顯教授(ウイルス感染免疫学)は…

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