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予約客激減、中傷も… 「京の町の風情を守りたい」 鴨川の納涼床が始まる

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夏の風物詩の鴨川納涼床だが、ほとんどの店が営業を見送り、日が暮れても明かりがともらない=京都市で2020年5月1日午後7時29分、川平愛撮影
夏の風物詩の鴨川納涼床だが、ほとんどの店が営業を見送り、日が暮れても明かりがともらない=京都市で2020年5月1日午後7時29分、川平愛撮影

 京都市中心部を流れる鴨川沿いで1日、「納涼床(ゆか)」の営業が始まった。川面からの風で涼みながら料理と酒を楽しむ「夏の風物詩」として知られるが、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で予約客が激減し、「川床を潰せ」などと中傷の電話が寄せられた店舗も。例年は9月30日まで続き、20年も当初は約100店が出店予定だったが、休業や廃業した店舗もある。

 「お客さんが来ない苦しい中、『京都の町の風情を』という思いを込めて床を建てている。その願いを理解してもらえたら、うれしいのだが……」。ある料亭でマネジャーを務める60代女性が胸の内を明かした。初日の1日は例年満席になるが、20年は予約がなく、営業を見送った。「川床を潰せ」「殺し屋」などと中傷の電話も1日10件以上かかってくるといい、利用客に危害が加えられないかが心配という。

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