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幻影のふるさと

江戸川乱歩 人と作品/3 1926(大正15)年~1927(昭和2)年「パノラマ島奇談」 /三重

 今回紹介する小説の舞台は、鳥羽市です。江戸川乱歩はデビュー前に、鳥羽の造船所で事務員として勤めていたので、美しい鳥羽の海は、記憶に刻み込まれた特別な風景であったことが想像できます。そういった海と島のイメージが織り込まれた作品が、雑誌「新青年」に1926(大正15)年から翌年にかけて連載された「パノラマ島奇談」(初出は「パノラマ島奇譚」)です。

 早速、ストーリーを見ていきましょう。東京の山の手にある、学生街の下宿屋に人見広介という30代の男が住んでいました。彼は三文文士の生活を続けながら、ある「夢」を見ていたのです。その夢とは、自分自身の力で「ユートピア」を建設する夢でした。

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