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わが町にも歴史あり・知られざる大阪

/529 東高野街道/25 /大阪

大和川の付け替えに尽力した中甚兵衛をたたえる碑=東大阪市今米1で、松井宏員撮影

 ◆大東市

水害と闘った先人の熱意

 東高野街道を南へと歩いていると、右手に河内平野をみおろせる。江戸時代までは、街道に迫るように深野(ふこの)池が広がっていたというのもうなずける地形だ。

 ここで、またぞろ寄り道を--。前々回に触れたが、河内平野は太古は水の底だった。大阪湾につながる海は、その後、河内湖と呼ばれる湖となった。このため、河内平野は低湿地で水はけが悪く、そこへ多くの河川がぐねぐねと流れているから、昔から水害が多かった。大阪の歴史の一面は水害との闘いだった。大東水害はその一例だ。

 旧大和川はその典型で、江戸時代に付け替えられるまでは、石川との合流点から北へ、いくつもの河川が合流しながら流れていて、水害が絶えなかった。中甚兵衛という人は、父親と2代にわたって、流路を大阪湾に流れるよう開削することを幕府に嘆願し続けた。約40年越しの嘆願が実現し、1703年に工事が行われ、大和川は東西に流れる今の流路となった。

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