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ヒバクシャ

2020 高東征二さん(79) 執念の降雨図、遺志継ぐ

広島市立大大学院で黒い雨の運動史を研究する向井均さん(右)とともに姶村上経行さんが残した雨域図を広げる高東征二さん

 <75年 核なき世界はまだか documentary report 258>

 米軍が1945年8月6日に広島へ原爆を落とした直後に降った「黒い雨」。人々の体をむしばむこの雨を巡る論争は、75年を迎える今も続く。

 「黒い雨はもっと広い地域で降り、多くの人が内部被ばくした」。高東征二さん(79)は国が44年前に定めた援護対象区域に異を唱え、被爆者と認めさせるため、黒い雨訴訟の先頭に立ってきた。

 4月9日。広島市立大大学院で黒い雨の運動史を研究する向井均さん(77)の広島市内にある自宅で、「黒い雨降雨域図」と墨書された1畳ほどもある地図と向き合った。赤い丸印の爆心地から北西側に描かれた二つの楕円(だえん)。大きな方は、気象台の技師らが終戦直後に実施した住民百数十人への聞き取りなどの調査で黒い雨が降ったとした地域、小さな方は大雨だったとした地域だ。二つの楕円が収まる、青い線で囲われた複雑な…

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