リビア、停戦の兆しなく 暫定政権、断食月も戦闘

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リビアを巡る構図
リビアを巡る構図

 内戦が続く北アフリカのリビアで4月以降、首都トリポリを拠点とするシラージュ暫定政権と、東部を拠点とするハフタル将軍が率いる民兵組織「リビア国民軍」の衝突が激化している。国連のグテレス事務総長は4月、全ての当事者に軍事作戦停止を求め、「新型コロナウイルスへの対処に力を注ぐべきだ」と訴えた。だが戦闘終息の兆しはなく、混乱は拡大している。

 リビアは2011年の中東民主化要求運動「アラブの春」でカダフィ独裁政権が崩壊後、複数の武装勢力が割拠する内戦状態に突入。過激派組織「イスラム国」(IS)や国際テロ組織アルカイダ系組織も台頭し、大混乱に陥った。15年に国連の仲介で統一政府樹立に合意し、シラージュ暫定首相が誕生したが、ハフタル将軍がこれを拒否。20年1月にはトルコやロシアの仲介で「暫定停戦」が発効したものの、戦闘は再開され、停戦は「…

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