安倍首相が語らなかった“失策” 欧米経由の「第2波」は、なぜ防げなかったのか 

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緊急事態宣言の延長について記者会見する安倍晋三首相=首相官邸で2020年5月4日午後6時10分、竹内幹撮影
緊急事態宣言の延長について記者会見する安倍晋三首相=首相官邸で2020年5月4日午後6時10分、竹内幹撮影

 安倍晋三首相は4日の記者会見で、新型コロナウイスの感染拡大に関して、中国経由の「第1波」の流行を抑え込み、横浜港で検疫したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に由来する感染も「『終息』した」と強調した。1~2月の水際対策の「遅れ」批判に反論する狙いがあったようだ。ただ、逆に一つの疑問が浮かぶ。欧米経由の「第2波」への備えはどうだったのか。

 約23分間の冒頭発言の最終盤、安倍首相は言葉に力を込めた。「これまでの努力、取り組みは、間違いなく、確実に成果を上げている」。改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の延長に際して、首相が「成果」の実例として挙げたのが、中国からの水際対策、そしてダイヤモンド・プリンセスへの対応だった。

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