連載

移住者たち

毎日新聞デジタルの「移住者たち」ページです。最新のニュース、記事をまとめています。

連載一覧

移住者たち

/7 南極観測隊の一員→学芸員 立山で「氷河」の存在発見 福井幸太郎さん(46)=富山県射水市

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
立山連峰の氷河を発見した立山カルデラ砂防博物館の福井幸太郎さん=富山県立山町の立山カルデラ砂防博物館で、高良駿輔撮影
立山連峰の氷河を発見した立山カルデラ砂防博物館の福井幸太郎さん=富山県立山町の立山カルデラ砂防博物館で、高良駿輔撮影

原点での調査進める

 標高3000メートルの山々が連なる北アルプス・立山連峰を主なフィールドに、20年以上前から地理学や雪氷学を研究。研究者としての原点である富山に移住し、調査に打ち込む。立山では発見例がなかった永久凍土や氷河の存在を次々と明らかにした気鋭の研究者だ。

 立山連峰とのつながりは1997年、東京都立大大学院で地理学を本格的に学び始めてからのことだ。指導教員の勧めもあり、夏山シーズンには毎月、山小屋で住み込みのアルバイトをしながら現地調査を続けた。

 調査は手探りだった。年間を通じて溶けない「永久凍土」が立山連峰で見つかっていなかったため、まずは雪や氷を求めて山を歩き回っては地面の温度を測る、粘り強い調査を積み重ねた。

この記事は有料記事です。

残り811文字(全文1127文字)

あわせて読みたい

注目の特集