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2次・3次救急、現場「ぎりぎり」
新型コロナウイルスに感染した重症患者10人(4月末時点)の治療に当たる聖マリアンナ医科大病院・救命救急センター(川崎市)。「この病気は患者自身が感染源になってしまう。スタッフを守りながら診療しなければならない」。ナースステーションでそう話す森澤健一郎・副センター長(46)の横で、医療スタッフの一人がドアを開けて「黄エリア」と張り紙のある部屋に入り、ガウンなどの防護具を身につけ始めた。
重症患者を受け入れている病棟は医療スタッフの感染防止のため、廊下を特設の壁で仕切って三つのエリアに分けている。重症者が治療を受ける集中治療室(ICU)の「赤エリア」、ナースステーションがある「緑エリア」、そして両エリアの中間にあり防護具の着脱をする「黄エリア」だ。
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